10/21 患者の心得:PPKは病院で 補足説明

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本日の患者の心得
「ピンピンコロリは病院で」

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補足説明

自宅でピンピンコロリ(PPK)。多くのシニアが最も理想とする往生の仕方かと思います。

しかし、自宅でPPKその後の裏事情を知らないと、残された家族がたいへんな思いをされるかもしれません。

朝起きたら・家に帰ったら、家族が家の中で倒れてて、呼び声に全く反応しなかったら、真っ先に救急車を呼ぶと思います。


ご存知でしたか?

救急車は、あくまでも「生存者(生存の可能性)」を病院へ運ぶものであり、死亡しているのが明白の場合は、病院へは運ばず警察へ連絡するそうです。

警察が介入すると、警察の仕事は「事件性が有無を明らかにする」ことですから、まず、他殺の可能性を考えて、家族への聞き取り調査が行われるそうです。

しかもこの調査、ただでさえ残された家族はパニックになっているのに、「殺人の可能性」を疑って質問してくるそうなので、経験者から聞いた話では、それはそれは、怒髪天ものだそうです。


救急車ではなく主治医を呼ぶ

家族が気付いた時点で、明らかに生存の可能性ないと判断出来た場合は、慌てて救急車を呼ぶのではなく、主治医に連絡して、主治医に「死亡診断書」を書いてもらうのが一番良いそうです。医師に「死亡診断書」を書いてもらった場合は、警察の介入なく済むため、「殺人犯」の疑いをかけられずに済むそうです。


普段から担当医の名前を確認しておこう

もし、普段から内科にかかっていて、決まった家庭医がいるのであれば、家族に担当医の名前を伝えておきましょう。訪問診療を行っているクリニックや医院の医師が、このような役割を担っているそうです。

大きな病院にしか通院していない場合:

大きな病院の場合は訪問診療していない所が殆どなので、開業医(家庭医)を探しておくことをお勧めします。


しかし現実的には・・・

とはいえ、素人が判断できることではないし、いざ家族が倒れていたら、やっぱり救急車を呼んでしまうと思います。

だから、場合によっては警察が介入する可能性もあり、疑いを晴らす必要性が出てくることもある、という事を知っておいた方が良いかと思います。それだけでも、だいぶ気持ち的には違ってくるはずです。


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Well being lab

昔から病弱で、極端な薬物過敏症のために、薬での治療が難しく、逆に副作用でいろいろと経験値を重ねている私ですが、せっかくだから、この長期にわたる豊富な患者経験値と、分子生物学の知識を融合させて、病気を持っていろいろと困っている人向けの情報を発信し、シェアしようと立ち上げました。